音楽×脳の発達 その1「聴覚、創造性、協調性について」
今日は巷でよく言われている、
音楽教育は何故幼児の脳の発達に重要な役割を果たすのかということについてです。
1.赤ちゃんの五感は聴覚から
まず産まれたての赤ちゃんは、目はまだなかなかみえず、お母さんを匂いと声で認知します。
そうお耳は最初からよく聴こえているんですね。
ということは耳から得る情報というのは、赤ちゃんにとって、なくてはならないもの。
敏感にいろんな音を脳で処理をしています。
そんな中、いろんな音、リズムやメロディにふれることで、子供たちの記憶力、集中力、言語能力が向上します。
音楽による刺激は、脳の様々な領域を活性化させ、学習や創造的思考の基盤を築きます。
2.音楽と創造性
いわずもがな、音楽は子供たちを創造性を刺激し、いろいろな世界に連れて行ってくれ、想像力を豊かにします。
楽器を演奏したり歌うことは、新しいアイデアを生み出し、表現する能力を養います。
音楽を通じて、子供たちは自分の感情や考えを、言葉ではない他の形で表現することを学びます。
これが芸術ですね。
また、作曲や即興演奏などで、子供たちは自分だけの音楽を創り出し、表現の幅をさらに広げることができます。
そしてもちろん、喜び、悲しみ、興奮、安らぎなど、音楽を通じて子供たちは感情の幅広いスペクトラムを探索し、
それらを音楽を通じて表現する方法を学びます。
このような経験は、子供たちが、自分自身と周囲の世界をより深く理解するのに必ず役立ちます。
音楽によって育まれる創造性は、将来のあらゆる面で彼らを支える重要なスキルとなり得るはず!
3.社会性、協調性について
音楽はひとりでもできますが、誰かと一緒にやる喜びがあるから音楽をやってる、
という人もたくさんいるのではないでしょうか。
社会人のオケや吹奏楽なんかのサークルがその最たる例ですね。
うちの息子がはじめて私の伴奏と自分のヴァイオリンを合わせた時、その少し紅潮したキラキラした顔を私は一生忘れません。
言葉がまだ出てくる前でも、そういうものは本能で楽しくなるんですね。
なので音楽活動は、子供たちの社会性と協調性を確実に育みます。
音楽教室で一緒になにか歌ったり演奏したり、それについて言葉を使ってコミュニケーションをとったり、
言葉を使わないでコミニュケーションをとったり。
大きくなって、合唱やアンサンブルをする時は、チームワークと共感のスキルを強化し、
他者と協力しながら共通の目標に向かう重要性を、音楽は教えてくれます。
いかがでしたでしょうか。
幼少期にできるだけ五感にいい刺激を与えてあげ、脳のシナプスを活性化させるといいことがたくさん。
でも何よりも、単純に「音楽は楽しいこと」。ここが一番です。
頭でいくらベネフィットをまとめようと、
”お子さんが今、この瞬間に全身全霊で楽しんでいる”その姿に勝るものはありません。
それを通して何か得るものがあったらいいな、なくてもこんなに楽しかったらいいんじゃないかな、
くらいでいいのかなと私個人は思います。