【シンガポールの音楽教室】絶対音感があれば音楽家になれる?本当に大切な力とは

Orchard Music Academy(OMA)は、プロのハープ奏者・朝永侑子(ともながゆうこ)が主宰する音楽教室です。
日系インターナショナル幼稚園「Coco-Ro Learning House」内にスタジオを構え、アクセスも良好。保護者の方の送迎も安心です。ソルフェージュ、日本の童歌(わらべうた)、リトミックなど、年齢や個性に合わせた独自プログラムで、 お子さまの「音楽との出会い」をサポートしています。今回は、保護者の方からご質問をいただくことの多い「絶対音感」についてご紹介します。
絶対音感の真実
お子さまに音楽を習わせたいと考える親御さんの多くが、「絶対音感」に興味を持たれるのではないでしょうか。
「絶対音感があれば音楽が得意になる」
「音楽家はみんな絶対音感を持っている」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
実際、絶対音感については多くの研究が行われています。ここでは、その一部をご紹介します。
絶対音感とは?
ご存知の方も多いと思いますが、絶対音感とは、基準となる音を聞かなくても、聞いた音の高さ(音名)を即座に言い当てることができる能力のことです。
たとえば、ピアノの「ミ」の音を聞いたときに、他の音と比較せずに「これはミ」と判断できる力を指します。
研究によると、絶対音感を持つ人の脳には次のような特徴が見られるそうです。
- 音を聞くとき、左脳が特に活発に働く
- 音を「言語」のように処理する(=ドレミを言葉として認識)
- 言語を司る脳の領域も同時に活性化する
このように、音楽的能力だけでなく、認知機能の発達にも関係する可能性があるとされています。
絶対音感の習得時期について
「絶対音感は、3歳を過ぎたらもう遅い」といった話を耳にすることもありますが、実際には明確な年齢の上限を示す科学的データは存在しません。
ただ、多くの研究で共通しているのは次の点です。
- 幼少期、特に5〜6歳頃までに音楽教育を始めた子どもは、絶対音感を獲得する割合が高い
- 年齢が上がるにつれ、習得が難しくなる傾向がある
つまり、幼児期の音楽体験は、絶対音感を育むうえでとても貴重な時期だといえると思います。
※OMAでは絶対音感の獲得を目的としているわけではありませんが、
耳で音を聴き分け、感じ取る力を養う「音感トレーニング」をレッスンに取り入れています。
絶対音感は必要?
私の考えを率直にお伝えすると
「あって損はない。でも、なくても大丈夫。」
なぜなら、これまで出会ってきた素晴らしい音楽家の中にも、絶対音感を持たない方はたくさんいたからです。 もちろん、音感は大事ですが、それよりも楽譜を読み解く力を積み重ねていく方が、音楽を深く理解するうえでずっと大切だと感じているからです。
小澤征爾さんの言葉「楽譜に答えが書いてある」
私が学生時代、故・小澤征爾さんが率いる若手音楽家のための「小澤塾」のオーディションに合格し、お会いできる機会がありました。
そのとき、小澤さんが言われた言葉が、今も心に残っています。
「楽譜に全ての答えが書いてある。」
音楽は耳で感じるものですが、作曲家はどのように演奏して欲しいか、その思いを全て楽譜に詰めています。本を読まなければ知識が深まらないように、音楽も楽譜を読む力がなければ、真の理解には至りません。
OMAの“幼児向けソルフェージュ”
では、幼児期に本当に大切な音楽教育とは何でしょうか?
OMAが重視しているのは、本物の音楽を通じて“耳を育てる”ことです。
その手法の一つとして、代表的に取り入れているのが、ソルフェージュです。
『ソルフェージュって、子どもたちにできるの?』『リトミックの方が簡単なのでは?』と感じる方もいらっしゃいますが、OMAでは一人ひとりのレベルに合わせ、 遊びのように“楽しく”ソルフェージュを取り入れています。
下記のようなレッスンをしているので、ぜひ動画と共にご覧ください。
音名唱レッスン
「ぶんぶんぶん」の歌に合わせて、音階ベルを鳴らしながら自分で、音を探していきます。
自分の声と音を一致させていくことで、自然に“音を聴く耳”が育ちます。
音当てあそび
講師のヒントを聞きながら、鳴った音を当てていくレッスンです。 繰り返すうちに、ヒントがなくても、音を聴き分ける感覚がどんどん育っていきます。
まとめ:体験レッスンについて
いかがでしたか?
Orchard Music Academy(OMA)では、プロの音楽家としての経験と知見をもとに、
本物の音楽に触れながら、お子さまの音楽的基礎力を育てるレッスンを行っています。ぜひ、OMAの体験レッスンでお子さまの音楽の基盤づくりを始めてみませんか?
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通常40ドル → 30ドルにてご参加いただけます。
お会いできるのを心より楽しみにしております。