シンガポールで子どもに楽器を買うなら?ピアノなどの楽器選びを音楽教室の講師2人が解説

OMAは、シンガポールにある0歳からの幼児向け音楽教室です。2026年4月からは、次の2つのコースをご用意しています。

  • 幼児音楽クラス(講師:朝永侑子/プロハープ奏者)対象:0歳〜6歳頃まで
  • ピアノ導入クラス(講師:藤本すみれ)対象:3歳〜小学生低学年まで

それぞれのレッスン内容については、クラス紹介ページをご覧ください。

この記事では、それぞれのクラスに合わせた楽器選びの考え方と、シンガポールで楽器を購入する際の実用的な情報をご紹介します。

シンガポールで暮らしながら、お子さまに音楽を楽しんでもらいたいと考える保護者の方は多くいらっしゃいます。Orchard Music Academy(OMA)にも「家にはどんな楽器を置いたらいいですか?」というご質問をよくいただきます。

「せっかく音楽教室に通うなら、お家でも楽器に触れてほしい」

「でも何を買えばいいのか分からない」

そんな悩みを持つ方のために、シンガポールという環境に合わせた楽器選びのポイントを、OMAの講師の視点からまとめました。

目次

幼児音楽クラス(講師:朝永侑子)の場合

幼児音楽クラスの生徒さんは、基本的に必須でご購入いただく楽器はありません。レッスンでは、講師による本物のハープやアップライトピアノの生演奏を中心に進めていきます。お子さまには、音階ベルや太鼓、タンバリンなどのトイ楽器に触れていただいたり、ハープを含む本物の楽器とも実際に触れ合う機会も大切にしています。音階ベルなどのトイ楽器でも、音程の良さにはこだわって選んでおり、質の高さを追求しています。

レッスンでは、ハープ、ピアノ、バイオリン、太鼓、タンバリン、音階ベル、など様々な楽器に触れていただけます。

幼児向けに楽器を選ぶなら?注意点は?

お子様向けの本物の楽器でおすすめなのは、やはりピアノは万能です。そのほかにおすすめをあげるなら「木琴」。音階があり、叩くという動作は運動機能の刺激にもなりますし、音階を覚えやすいという利点もあります。木琴も、おもちゃと一口に言っても色々なクオリティのものがあるので、こちらは音程が正確なもの(ドがドとして音が出る)を選ぶことをおすすめします。

トイピアノなども人気がありますが、音階がズレていたり、調整できないものは質が良いものではないと感じます。できるだけ音程が正しく作られているものを選んであげてください。

もしハープに興味を持ったら

ハープは珍しい楽器ですし、レッスンを通して触れる機会を重ねると、嬉しいことに「ハープが欲しい!」と興味を持つお子さまもいらっしゃいます。実際に、生徒さんの中にはハープを購入された生徒さんもいらっしゃいました。レッスンで使用している小ぶりサイズのハープは、お子さまでも扱いやすいため、ご希望があればご購入のご紹介も可能です。本物の大きなハープ(グランドハープ)は一生ものの楽器です。音楽大学への進学やプロを目指す段階になってから、しっかりと検討されることをおすすめしています。

ピアノ導入クラス(講師:藤本すみれ)の場合

ピアノ導入クラスのレッスンでは、アップライトピアノを使用しているため、本物の鍵盤の重さやタッチに慣れることができます。なお、グループレッスンの中で個人練習の時間には、お子さま一人ひとりにキーボードをご用意しています。ピアノクラスでは、やはり上達のためには、レッスンで学んだ内容をご家庭で復習し、練習していただくことが欠かせないと考えています。そのため、ご家庭にピアノがあると、レッスンの内容がより身につきやすくなります。

個別練習用にキーボードを教室にご用意しています。

アップライトピアノか電子ピアノか

質のいい音を追求するという観点では、アップライトピアノで練習することが一番の近道ではあります。一方で、本帰国などでライフスタイルの変化が多いシンガポールでは、ピアノの購入をためらわれるご家庭が多いのも自然なことです。ピアノレッスンで何よりも大切なのは、ご家庭で日常的にピアノに触れ、毎日練習できる環境があることです。

現在は性能の高い電子ピアノも数多くあります。それぞれのご家庭のご事情や生活スタイルに合わせてご検討いただき、日常的にピアノに触れられる環境を整えていただければと思います。

シンガポールのコンドミニアムでピアノ(楽器)を弾いても大丈夫?

「コンドミニアムに住んでいるけれど、楽器を弾いても大丈夫なのだろうか」と心配される方も多いです。

これまでの経験上、シンガポールのコンドミニアムで「契約上、楽器演奏が禁止」というケースは、基本的にはあまり聞いたことはないのですが、建物によって防音性に差があることや、ご近所の方の生活スタイルによっては、配慮が必要になる場合もあります。気になる方は、賃貸契約時に管理会社やコンドミニアムのマネジメントオフィスなどへ確認しておくと、より安心して音楽のある暮らしを楽しめるでしょう。

シンガポールで楽器を購入する方法

1. 楽器店(正規店)で選ぶ

シンガポールにも楽器店はたくさんあります。YAMAHAなどを取り扱っている楽器店で購入するのが、もっとも安心できる方法です。楽器は実際に触って、音を聞いて選ぶものですので、音が確認できない楽器をネットだけで購入するのは避けたほうがよいと考えています。

2. 中古市場を活用する

人の出入りが多いシンガポールでは、引っ越しのタイミングで楽器を手放す方も少なくありません。中古市場に良い楽器が出回ることもよくあるので、こまめにチェックすることもおすすめです。価格はブランドや生産国、状態によってさまざまですが、YAMAHAやKAWAIなどの日本ブランドの中古ピアノが、保証付きで比較的手頃な価格から販売されていることもあります。一方で、音色やタッチ、コンディションの良い楽器ほど価格は高くなる傾向があります。中古市場にはさまざまな選択肢がありますので、ご予算やご家庭の状況に合わせて比較・検討されることをおすすめします。

*講師(藤本すみれ)もシンガポールの楽器店で、中古ピアノを購入しております。生徒の方で、ご参考になるようでしたら、お伝えもできますのでご連絡ください。

楽器を購入する前に、ぜひ講師にご相談ください

OMAに通っていただいている生徒さんは、楽器を購入する前に、講師の朝永侑子・藤本すみれにいつでもご相談いただけます。お子さまの興味や成長のペース、レッスンの進み具合に合わせて、その時々で本当に必要なものをアドバイスさせていただきますので、まずは安心してご相談くださいね。


目次